写真中央がツアー主催者のカラモコ・カマナ

 皆さん、お元気でしたか?私は、2月19日から3月22日まで、西アフリカにあるギニア共和国にドラム(アフリカの太鼓)とダンスのワークショップに参加してきました。

 東京で活躍しているカラモコ・カマラが主催するツアーで、日本人11人(男性4人・女性7人)が参加。コナクリ市内に一軒の家を借りてもらって、アフリカ人のドラマー5〜6人・料理担当者1人・ドライバー1人・テーラー1人(注文に応じて衣装などを作ってくれる人)、そして私達日本人の計20人ほどがそこで約1ヶ月共同生活をしていました。
 月曜から金曜までは、朝10時から昼の2時近くまでダンスとドラムのワーク、昼食をはさんで4時から7時までまたワークがあるというハードスケジュール。今まで使っていなかった体を毎日ダンスとドラムに使って、最初は体中の水分が汗になって出て行く感じでした。それなのに、朝起きると顔がパンパンにむくむ、足も大根のようにむくむといった体の異変がありました。下痢の心配ばかりしていた私はむくみの原因が分かりませんでした。一応、里芋シップは持参していたので、足のむくみには効力を発揮してくれていました。 それほど治安も悪いわけではないのですが,私たち日本人は安全のため自由には家の外に出られません。数メートル先のお店に行くにも,アフリカ人に付いて行ってもらいます。「かごの鳥」状態でした。けれどもレッスン以外には,サバールパーティー,ドゥンドゥンパーティーに連れていってもらったり,コナクリで活躍するバレエ団の見学,マルシェ(市場),海にも行きました。
 一番印象的だったのは,コナクリから18時間!かけて小型バスで行ったオロコ村でした。市内を抜けて随分走るとサバンナのような草原(?)に,村々が点在しています。ギューギュー詰めの小型バス(バスとは名ばかり)に耐えながらやっとクルサー地方のオロコ村に到着。私たちにドラムを教えてくれた「007」(ゼロゼロセットと呼んでいた)の村です。
 ぐったり疲れて村に入ると,続々と村人が集まり,私たちを囲んでその場で歓迎の演奏と踊りがはじまりました。これがアフリカです!! ドラムの音とともに疲れは飛び,村の女性達の唄声で心が和んでいきます。村はかやぶき屋根に円柱形の土の塗り壁で,まるできのこのようなかわいい家。マンゴーの木もあちこちに見え,涼しげな木陰を作ってくれます。その合間をヤギがのんびりと散歩。ゆったり,ゆったりと時間が流れていました。
 とにかく,どこでも,ひとたびドラムの音が聞こえれば,子どもも大人も,女も男も踊り出す国,ギニア。ドラムとダンスがこの国のエネルギー源かもしれません。
 
自分のリズム感のなさをひしひしと感じた私でしたが,それでも,アフリカン・パッションの中に暖かく迎え入れてくれて,楽しませてくれたアフリカ人に感謝! 
そして,このツアーを企画してくれたカラモコ・カマラ 心からありがとう!

写真中央がツアー主催者のカラモコ・カマナ
(モコハウスにて)



ドラムのワークショップ。中央がジュエンベフォラ「007」先生


ドラムは「007」以外にバレエ・アフリカのドラマー,ジョレア(写真右)にも教えてもらいました。写真左はダンスのマリ先生。


ダンスのワークショップ。
先頭で踊っているのがバレエ・アフリカのマリ先生。


ダンスはバレエ・ジョリアのマオ先生にも
習いました。


私たちの食事を用意してくれたマミ。


大きなプラスチックの洗面器のようなものが
食事の用意をするボウル。

ランチだけは白米がでました。
朝・夕はパン食でした。

オロコ村へ行ったときの歓迎のダンス。


モコ・ハウスでは
太鼓の革張りもしていました。



最後,ダンスの発表会を
ドゥンドゥンパーティーでしました。