2008年1月〜3月
西アフリカ・ギニア
アフリカンダンスのワークと、
プライベートスクールでホームステイ


みなさん、こんにちは。いかがお過ごしですか?
ピノは4月2日に店を開けるように準備を進めています。今は、ギニアでの生活をまとめる事に励んでいます。写真が多いので、ホームページでは、少しずつ紹介しますね。

─まずフランスへ─

今回のギニアの旅の目的は、もちろん、アフリカンダンスのワークを受ける事と、ギニアのプライベートスクールでホームステイする事でした。

1月25日に日本を発ったエピゾバングーラ・ツアーの私達5名は、まずフランスへ行きました。コナクリまでのチケットをフランスで買うためです。そこで、ツアーの主催者エピゾ(エピゾはフランス在住です。)と合流して、チケット購入のお手伝いをして貰いました。フランスには4日間滞在して、エピゾのライブを聴きに行ったり、パリ観光をしました。ヨーロッパは石の文化なので、古い建物の数々が本当に美しかったです。

写真は、パリ市内のライブハウスで行われたエピゾのコラのライブです。コラは、繊細な音色を出すアフリカの弦楽器です。フランスでもアフリカン音楽が盛んで、たくさんのお客さんが来ていました。日本と違う点は、様々な年齢の人がライブに来ている事でした。それに、自分のスタイルで音楽を楽しんでいて、踊りだす人も多く、楽しいライブでした。
この日は、地下鉄も2時くらいまであるので、遅くまで遊んでいても電車で帰れるのが便利でした。つづく

─ギニアに入国、エピゾバングーラのワークを受ける─

1月29日の深夜、ギニアに無事入国しました。ツアー主催者のエピゾが一緒だったので、とても心強かったです。ツアーは2月1日から始まるので、それまでは首都コナクリのゲストハウスで過ごしました。

エピゾのツアーは、郊外のタッサナという場所で開かれることになりました。近くを川が流れ、眼前にコナクリの湿原地帯が広がる閑静な住宅街でした。おまけに、3階建て、庭、プール、東屋付きの豪華な建物を借りて下さり、申し分のないものでした。食事は、エピゾの義姉ネネさんが担当で、毎回美味しくいただきまし た。ワークは、午前・午後の2回ずつ。ついていくのも必死でしたが、楽しかったです。

─バカンスは、ルーム島お出掛け─

エピゾ・バングーラのワークでは、土日のバカンスとして海に出かけました。市街地の港からボートで1時間程度の所にあるルーム島という所です。避暑地?でもあり、宿泊もできるようですが、私達は日帰りで海を楽しみました。

ボートが出るまで、港で魚をさばく人を見たり、おやつを買って食べるのも楽しみの一つ。

ルーム島に着くと、船着場がないので、直接海に入るか、背負ってもらって浜辺にあがります。砂浜はきれいで、遠浅。波も程よく、子どもみたいに遊んでしまいました。浜辺では、ゴンゴマやボロン(どちらもアフリカの楽器)の演奏をしてくれる人もいて、それをのんびり聴くのも、心地よいものでした。

帰りは、夕暮れ。赤く染まる夕陽を眺めながら、海に「さようなら」を言いました。

─ギニア学校編─

エピゾバングーラのワークが終わり、いよいよアラカマさんのお宅にお邪魔する事になりました。

アラカマさんは、プライベート・スクールを2校経営しています。アラカマさんの学校で日本語を教える事が、今回の旅の目的でもありました。ただ、言葉もできない日本語教師の資格もない私が、何をどうやって教えるかは随分悩みました。

ギニアの子ども達は、耳とリズム感がいいので、歌を振り付きででテンポ良く教えることにしました。日本語版・フランス語版の二通りを教えることで、少しは意味を理解してもらえたと思います。

また、大きな学年の子どもには、計算も教えました。ギニアの計算は、すべて頭の中でしてしまうので、間違いやすいし、時間もかかります。日本スタイルの筆算の割り算を教えました。これは、定着するまでの時間とカリキュラムがなく、子どもたちに有益だったかどうかは、分りません。

ギニアは、国・公立の学校が少なく、アラカマさんのようなプライベート・スクールに頼るのが、現状のようです。だから、街のあちらこちらに学校があります。けれども、お金のない家庭の子どもは、学校に行けません。また、国定教科書もなく、子ども達は、ノートと筆記用具を持って来るだけで、それすら儘ならない子 どももいます。

時間は、朝8時くらいから10時、そこから30分休憩で、おなかの空いている子ども達がごはんを食べられるように、軽食を売りに来る人がやってきます。次は、10時半から、12時まで。2年生までは、午前中で終わります。3年生以上は、午後もありますが、昼間は暑いので、2時で授業は終わり。非常に緩やかな時 間帯です。

ギニアの子ども達の学力は、教える先生の力量とその子どもの学力・やる気に支えられているようでした。

─モコワーク─

2月26日から3月6日までの1週間は、今まで2回参加していたカラモコ・カマラのダンスワークに行きました。ダンスの先生ともドラマーとも顔馴染みで、懐かしい我が家に帰った様でした。

ここでは、水は井戸から汲んでもらってバケツの水に頼る生活でしたが、ワークの料理担当のマドレーヌさんが作って下さる料理も美味しく、夜は皆で唄ったり話をしたり、楽しい毎日でした。ギニアの人は、話好きです。

また、ここでは他のワークも開かれていて、オランダ人で「国境なき医師団」の看護師さんもドラムワークに参加されていました。私が、ホームステイ先で負ったやけども彼女のお陰できれいに治してもらいました。彼女は4月からは2年間コンゴに行くそうです。アフリカ事情にも詳しくて、いろいろなお話が聞けました。

その上、カラモコのワークに5年日本に住んでいるフランス人も参加されていて、通訳として大活躍!お陰で、話の中身も豊かさを増して、今回は手応えのある1週間でした。色々な国の人と交流できるのは、楽しいことです。

小冊子をつくりました。クリックすると拡大します。

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