東野健一
絵巻物紙芝居15周年リサイタル
「狼の魂」


2004年10月16日追加
当日の上演の模様(Photo by 井上タツ子)
2004年10月26日追加
・当日の上演の様子(Photo by 上田かおり)
ごあいさつ
もう 七年も前のことになります。
インド・西ベンガル州に八ヶ月ほど滞在した時、僕のポトゥアの師匠である、ムクンド・チットロコルが亡くなられた。その朝、グルバイ(兄弟弟子)がその知らせを持って僕のところへ来て言いました。
「ジャパネ・ポトゥア早く師匠のところへ来てくれ、みんなが待っている」
師匠の葬儀を終えて、しばらくしてからその言葉よみがえり、自ら自分のことをポトゥア(絵巻物師)と呼べるようになりました。
それから八年、一作ごとに自分の今、生きている時代を忍ばせながら、どれだけ面白おかしく作品が創れ 笑い飛ばせるのか、表現する芸人であり続けられるのかを追い続けてきました。
このたび、僕の作品第一作「狼の魂」十五年前にこの内田百間氏の作品に出会っていなければ、今の自分はここにいなかったと思う。そんな思いを込めて今回のタイトルとしました。
大好きなホールで、そんな「魂」をたっぷり演じます。とにかく、みる人・見る人・観る人・視る人・ミル人 お客さんがいなければ幕が開きません。
十月十一日 大阪・吹田のメイシアターに、ぜひ、お目をお運びください。


10月11日(月・祝)   前売¥2,000  当日¥2,500
昼の部 14:00〜 ゲスト: ワックン(イラストレーター)
宮田好夫(尺八奏者)
夜の部 18:00〜 ゲスト: 古橋理恵(街頭紙芝居師)
はくさん まさたか(ディジュリドゥ奏者)

吹田市文化会館 メイシアター 小ホール(阪急吹田駅前)
TEL:06-6380−2221 

PINOにてチケット取り扱ってます。06-6382-3754

※この日のPINOはお休みして、観劇に行きます。ご一緒しませんか。
9日(土),10日(日)もお休みします。
チケットはお早めにお求めください。

昼の部ゲスト

ワックン(イラストレーター)
神戸になくてはならない作家である。
特に震災の年,神戸の街の壁に描き続けたライブ・ペインティング「見えへんところにおりまっせ、友だちがいて良かった!」は神戸の光るパワーであった。
良き友であり、よき語りべであり、良きライバルである。

宮田 好夫(尺八奏者)
なんとも軽やかな笛吹きです。
初めて演奏を聞かせてもらったときの衝撃は忘れられません。
「え!これって尺八なの」どんなものかは来てのお楽しみ。

夜の部ゲスト
古橋 理恵(街頭紙芝居師)
日本で一番の街頭紙芝居師である。
独特な声音を持ち、あらゆるジャンルの作品を得意とするが、特におどろおどろしい出し物は逸品である。
彼女と共演になるとついつい声をからしてしまう。

はくさん まさたか(ディジュリドゥ奏者)
はくさんから、受け取ったコメントです。
「この筒を吹きなさい,音が出たらディジュ吹きに,蛇が出たら蛇遣いに,鳩が出たら手品師になりなさい」(R・オルドブリッジの昔話より)
「はくさんは、いつから笛ふきやってんねん」

東野健一 ポトゥア(絵巻物師)
 プロフィール
1947 神戸 長田生まれ
1987 40才 住みなれた会社を辞め絵描きになる
この年、ポトゥア(絵巻物師)に出会う
1989 最初のポト(おおかみの魂)上演する
1994 インド・タイ・ベトナムを巡り演ずる
1995 関西大震災と神戸で遭遇
この年「遠くて近い国の語りべ」共同企画
(インドよりポトゥアを迎えて一ヶ月全国ツアー)
1996
1997
インド西ベンガル州に渡り 巻物絵本「灯つけとうか」制作
1999 AKJに参加(フランス マルセイユで演ずる)
第六回もりぐち寄席「上方落語名人会」出演
2000 AKJに参加(フランス マルセイユ、スイス ベルンで演ずる)
台湾 中華民国視覚芸術協会に企画
「台湾大震災の被災者の心のケアーを図るプロジェクト」に参加
2001 アジアの人形芝居第九回「信州 黒田人形」
人形浄瑠璃との共演(演目 鎌倉三代記)
 台湾 新竹市「Drama Festival」参加
2002 スリランカで「絵本作家養成セミナー」参加
(主催 スリランカの教育を支援する会)
2003 台湾 台中の林間学校「絵の教室」
(台湾大震災震源地の小・中学校の林間学校)
2004 神戸キャップハウスで個展「キャップハウスでメラ・メラ・メラ」
「信州 黒田人形」信州・飯田で再演

関連イベント ★15周年記念展覧会★
第一展 東野健一が描いてきた「狼の魂・まんだら」展
9月28日から10月11日 神戸Nafsha(ナフシャ)

第二展 東野健一展「月見」
10月18日から10月23日 神戸サーカス・サーカス